【クーポンコードあり】ACE StudioのMV生成がヤバい|曲を渡すだけで「AI制作チーム」がMVを作る【2026年】

曲は完成した。でも、MVまでは手が回らない。そんな経験、ありませんか。
MVもあった方が伸びるのは分かる。ただ、動画編集はそれ自体がひとつの仕事です。素材を集めて、カットを割って、書き出して、気に入らなければやり直す。曲作りとは別に、同じくらいの時間がかかります。トラックメイカー、シンガーソングライター、ボカロP、DTMで曲を作っている人まで、多くがここで止まります。結局、YouTubeには静止画1枚で投稿している。
ところが、その手間をかけずに、見栄えのする映像が出てきます。ユーザーがやることは、曲を読み込んでAIの質問に答えるだけ。まずは1分ほど見てみてください。
▶ ACE Studio Music Video | Your AI Crew Directs, Casts & Shoots(ACE Studio 公式チャンネル)
キャラクターが動いて、口が歌詞に合っていて、カメラも切り替わる。これを作るのに、動画編集ソフトの操作は一切必要ありません。
ACE Studioにv2.1.3で追加されたMV生成の機能です。カット割りを考える必要も、プロンプトを書き込む必要もなく、難しい作業はAIが分担して進めてくれます。オリジナル曲を公開している人なら、ジャンルを問わず使えます。
この記事では2026年7月28日時点の公式情報をもとに、実際にユーザーが何をするのか、料金はいくらかかるのか、他のツールとどう違うのかを整理します。
やることは「質問に答える」だけ
始め方はシンプルです。ACE Studioのプロジェクト(自作曲でも、他のDAWで完成させた曲を読み込んだものでも大丈夫)からMV制作を開始すると、AIが曲を解析して4つの質問を投げてきます。ビジュアルの雰囲気、ストーリーの方向性、主役キャラ、アスペクト比(画面の縦横比)の4つです。
答えたら、あとはAI側が進めてくれます。AI動画ツールというと、細かいプロンプトを組み立てる作業が大変そうという印象を持っている人も多いと思いますが、ACE Studioで話しかける相手は監督役のAI(Director)ひとりだけ。カメラワークの指定もプロンプト作りも必要ありません。提案が返ってきたら「もう少し暗い雰囲気で」のように伝えるだけです。
つまり、プロンプトを書き込まなくていいし、動画編集ソフトを覚えなくていい。本来なら何日もかかる作業を通さずに、そこそこ見られるものではなくちゃんと見栄えのするものが出てくる——ここがこの機能の一番おいしいところです。冒頭の公式動画で、実際の進み方が確認できます。
絵の方向性も最初の質問で決められます。公式はスタイルに制限を設けていないと説明しており、アニメ調に寄せることも、実写に近い質感にすることもできます。ジャンルや曲の世界観に合わせて振れ幅を持たせられるので、静止画1枚の投稿とは見え方がまったく変わります。
補足|裏側ではこう動いている
ここから先は、興味がなければ読み飛ばして大丈夫です。ユーザーが会話するのはDirectorだけですが、その裏では担当を分けた複数のAIが動いています。
とはいえ図だけだと、それぞれが何を作っているのか掴みにくいと思います。各担当が実際に何を出力するのか、1枚ずつ見てみます。ACE Studioが公開しているサンプルプロジェクト「after midnight」の画像です。
| 担当 | やること |
|---|---|
| Director(監督) | ユーザーの窓口。全体を統括して各職に指示を出す |
| Casting Director | 登場キャラの設計と、シーンごとの見た目を決める |
| Art Director | ビジュアルスタイル、背景、絵コンテを作る |
| Choreographer | ダンスや動きを付ける |
| Director of Photography | 実際の映像生成と、口の動きを声に合わせる処理 |
MIDIと歌詞からAIボーカルを作る本体機能については、ACE StudioレビューとACE STUDIO 2.0のAI楽器レビューで扱っています。
実際の画面はこうなっている
ACE StudioのMV機能を実際に操作している画面です。左に「characters/choreography/scenes」といったプラン、下に曲の構成(Intro・Verse・Chorus…)に沿って並ぶタイムライン、右にDirectorとのやり取りが見えます。カット単位のサムネイルがタイムラインに並んでいるのが、この機能の性格をよく表しています。
作り始める前に、完成イメージを確認できる
映像を作ったことがない人が一番不安なのは、「時間をかけて作ってみたら、思っていたのと全然違った」というパターンではないでしょうか。
ACE Studioは、いきなり動画を作りにいきません。まず絵コンテ(各シーンの構図を並べた設計図)が画面上に並び、それがつながって完成イメージのラフ版(アニマティック)として再生できます。長さやテンポの違和感は、この段階で直せます。
納得してGOを出すと、各ショットの書き出し(レンダリング)が同時に走り、絵コンテが順に映像へ置き換わっていきます。歌っているショットには、口の動きを声に合わせる処理(リップシンク)が自動で入ります。
あとから気に入らない部分が出ても、直したいショットだけ作り直せば済みます。全編を最初から作り直す必要はないので、失敗しても大きな手戻りにはなりません。「とりあえず1本試してみる」がしやすい設計です。
1曲からどこまで作れるか
ここも曲を出している人には助かる部分です。Spotify Canvasの短いループまで同じ流れで作れるので、リリース1本につき「フルMV+Shorts用の縦型+Canvas」が一度に揃います。用途ごとに動画を作り直す必要がありません。Type Beatを継続的に出しているビートメイカーなら、この作りやすさは特に大きいはずです。Type Beat運用なら、動画の長さ・構成の型とYouTube SEOもあわせてどうぞ。
逆方向の「Video Composer」もある
逆向きの機能もあります。Video Composer(v2.0.7・無料アップデートで追加)は、動画を読み込むとシーンやカットを解析して、BGMや効果音を自動で作ってタイムラインに並べてくれる機能です。この記事の主役はMV生成なので詳細は省きますが、「動画から音楽を作る」方向も同じアプリでできる、とだけ覚えておけば十分です。
料金とクレジットの目安(2026年7月28日時点)
MV生成には有効なサブスクリプションとAIクレジットが必要、というのが公式FAQの回答です。プランは2つで、どちらもMusic Video / Video Composer / Stem Splitter / Music・SFX生成キットを含みます。
| プラン | 月額(年額請求) | 月あたりクレジット | ボイスクローン枠 |
|---|---|---|---|
| Artist | $16.58 通常 $20.73 | 2,500 | vocal synth 1 / voice changer 1 |
| Artist Pro | $22 通常 $27.5 | 5,000 | vocal synth 5 / voice changer 10 |
※2026年7月28日時点の公式サイト表示。サマーディスカウント(20%OFF)適用中の価格です。両プランともAIボイス160種以上・AI楽器40種以上が使い放題。Rent-to-Own方式で、2年借り続けると永久ライセンスになります。支払い後7日以内なら全額返金保証([email protected] へ連絡)。日本語の価格ページもあります。
クレジットの消費量(公式ドキュメント)
出典: ACE Studio公式ドキュメント「Music Video」(2026年8月1日に再確認)
| 項目 | モデル/機能 | 単位 | クレジット |
|---|---|---|---|
| 音楽解析 | Music Analysis | リクエストごと | 約20 / 分 |
| 画像 | Midjourney | 1回 | 20 |
| Nanobanana | 1回 | 25 | |
| GPT Image 2 | 1回 | 15 | |
| Qwen Image Multiple Angles | 1回 | 7 | |
| 動画 | Seedance 2(1080p) | 1秒 | 68 |
| Seedance 2(720p) | 1秒 | 34 | |
| Lipsync 3 | 1秒 | 25 | |
| Agent | LLMトークン | 実使用量 | タスクによる |
クレジットは動画になると一気に消費します。例えば1080pなら10秒で680クレジット、720pなら340クレジット。思ったより消費が早いので、最初は720pで構成を確認して、最後だけ1080pにする使い方が現実的です。
クレジットを節約するうえでも、さきほどの絵コンテ確認が役に立ちます。気に入らない構成のまま書き出さずに済むだけで、消費量はかなり変わってきます。作ってから作り直すのではなく、作る前に直す。この順番が、そのまま節約になります。
他のAI MVツールとどう違う
| ツール | できること | こんな人に向いている |
|---|---|---|
| ACE Studio | 曲を解析してプランを立て、絵コンテで確認してから動画を書き出す。歌うショットは口の動きも自動で合わせる | 映像制作は分からないけれど、自分の曲でMVをまず1本完成させたい人 |
| Neural Frames | MV特化。音に反応して映像が動く仕組みで、抽象的・実験的な絵が得意とされる | ストーリーより雰囲気重視のビジュアルを作りたい人 |
| Kaiber | アート寄りのアニメ表現が得意。UIが分かりやすいとされる(Linkin Park「Lost」の公式MVで知られる) | イラスト調・アニメ調の映像を作りたい人 |
| Runway | 汎用の映像生成として最高水準。カメラの動きや被写体のモーションを細かく指定できるとされる | 映像そのものを作品として作り込みたい人(曲との同期は別途編集が必要とされる) |
※各社の特徴は2026年時点の複数レビュー記事をもとにした概観です。仕様は更新されるため、最新は各公式サイトでご確認ください。
どれが優れているかというより、向いている人が違います。映像作品として作り込みたいならRunway、雰囲気重視の抽象的な映像ならNeural Frames。そして「映像は分からないけれど、自分の曲でMVを1本完成させたい」ならACE Studioです。トラックメイカーでも、シンガーソングライターでも、ボカロPでも同じことが言えます。
曲の解析から絵コンテの確認、口の動きの合成までが1本の流れでつながっているので、DAWと動画編集ソフトを行き来する必要がありません。動画編集ソフトを覚えなくていい――これが一番の違いです。
よくある質問
Q1. MVを作るのに動画編集の経験は必要ですか?
A. 必要ありません。会話するのは監督役のAI(Director)だけで、キャラ設計・ビジュアル・振付・撮影の指示はAI側が分担します。ユーザーは出てきた提案を見て「ここはこうしたい」と伝えるだけです。動画編集ソフトの操作は基本的に必要ありません。
Q2. ACE Studio以外のDAWで作った曲でもMVを作れますか?
A. 作れます。ACE Studio内で作った曲だけでなく、他のDAWで完成させた曲も音声ファイルとして読み込めば使えます。AIがその曲を解析してからプランを組み立てます。
Q3. MV生成にはいくらかかりますか?
A. 有効なサブスクとAIクレジットが必要です。2026年7月28日時点の公式表示で、Artistが年額請求の月$16.58(通常$20.73)=月2,500クレジット、Artist Proが月$22(通常$27.5)=月5,000クレジット。動画はSeedance 2の1080pで1秒68クレジット、720pで34クレジット、Lipsync 3が1秒25クレジットです。
Q4. 気に入らないショットがあったら全部作り直しですか?
A. いいえ。修正を指示したショットだけが作り直されます。しかも動画を書き出す前に、絵コンテが完成イメージのラフ版(アニマティック)として再生できるので、長さやテンポはその段階で確認できます。「作ってみたら違った」を避けやすい作りです。
まとめ
ACE StudioのMV生成は、「AIがすごい」というより映像制作のハードルを下げてくれるツールです。曲を読み込んで質問に答え、絵コンテで完成イメージを確認して、気になるところだけ直す。動画編集ソフトを覚えなくてもMVを作れるし、映像制作の知識がなくても始められます。
1曲からフルMV・縦型ショート・Spotify Canvas・ライブ用の映像まで作れるので、リリース1本あたりの見せ方も増えます。ビートメイカーに限らず、シンガーソングライター、ボカロP、DTMユーザー、インディーズアーティストまで、オリジナル曲を持っている人なら誰でも同じ使い方ができます。
細かい映像表現までこだわりたい人には専用ツールの方が向いている場面もあります。ただ、動画編集の経験がない/できるだけ短時間でMVを用意したい/Type Beatやリリース用の映像が必要――このどれかに当てはまるなら、試す価値があります。
完成した曲が1つあるなら、まずはそれを読み込んで、AIがどんな絵コンテを提案してくるのかを見てみてください。7日以内なら全額返金保証があるので、合わなければ戻せます。