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【クーポンコードあり】ACE STUDIO 2.0レビュー|AI管楽器・ストリングスをMIDIだけでリアルに鳴らす

2026年7月14日
本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。

ACE STUDIO 2.0は、MIDIを置くだけでAIが管楽器・弦楽器の「演奏」を生成する音楽制作環境です。CCやピッチベンドを描き込まなくても、最初の再生から曲に置けるフレーズが返ってくるのが最大の違いになります。

ACE Studio 2.0の画面。キャンバスに並んだトラックと、ピアノロールで歌詞・ピッチ・表情を編集しているところ
ACE Studio 2.0の実際の画面。上がトラックを並べるキャンバス、下がノート・歌詞・ピッチカーブを編集するエディタ。画像はACE Studio公式Brand Kitより。

ベタ打ちのMIDIが、そのまま「演奏」になる

同じMIDIノート ベタ打ちのまま鳴らすと 音量も表情も一定。良くも悪くも「打ち込みの音」 AI Instrumentsを通すと つながり・強弱・ブレス・ビブラートをAIが補完 従来のリアル系音源との違い 従来:CC・ピッチベンドを描き込んで「自分で演奏を作る」/ACE:先に演奏が出てきて「そこから直す」 つまり、作業の起点が「白紙」から「完成に近い演奏」に変わる 仕上げに使う時間は残るが、ゼロから表情を描く時間はほぼ消える
仕組みの違いを表したイメージ図。実際の音は下の公式デモ動画で確認できます。

Lo-Fi Hip HopやJazzy Hip Hopを作っていると、「もう少しリアルな管楽器を入れたい」と感じる瞬間が必ず来ます。サックスがひと節入るだけで曲が色づき、トランペットが鳴るだけで景色が変わる。NujabesやUyama Hirotoのような空気感に憧れて管楽器音源を探し始めた人は多いはずです。

ところが実際に買ってみると、待っているのはCCとピッチベンドの描き込み作業です。1フレーズに何十分もかける前提のツールが多く、そこで挫折した人も少なくないと思います。

その状況に対して2025年12月に出てきたのがACE STUDIO 2.0です。「AIボーカルのソフト」という印象が強かったACE STUDIOが、2.0で管楽器・ストリングスのAI音源(AI Instruments)を搭載した「オールインワンのAI音楽スタジオ」に変わりました。この記事では、2.0の新機能を管楽器の打ち込みに悩むビートメイカー目線で見ていきます。機能・価格は2026年7月14日に編集部がacestudio.ai公式サイトと公式ドキュメントで確認したものです。

まずは公式デモで音を聴いてみる

説明より先に、実際の音を聴いた方が早いと思います。弦・サックス・トランペット・ドゥドゥクの質感が確認できます。

▲ ACE Studio公式チャンネルの動画

▲ ACE Studio公式チャンネルの動画

動画を見て分かること・分からないこと

ここは動画で判断できるここは触らないと分からない
音色そのもののリアルさ、ロングトーンの伸び、弦セクションの厚み自分の曲のキー・テンポで置いたときの馴染み方
フレーズのつながりやブレスの入り方思ったのと違う演奏になったときの直しやすさ
どんなジャンルに合いそうかDAWとの往復がどれくらい減るか(回線速度にも左右されます)

この記事の後半は、動画では判断できない後者の部分を中心に整理していきます。

AI Instrumentsで使える楽器

2026年7月14日時点で公式が案内しているのは、サックス、トランペット、ドゥドゥクなどの管楽器と、バイオリン・ビオラ・チェロ・バスを含む弦セクションです。弦はBudapest Art Orchestraを収録した「AI String Sections」として提供され、複数の楽器を1トラックに重ねるユニゾン(Ensemble)も使えます。プラン表上の提供数は「40種類以上」で、ラインナップは今後追加される可能性があります。

楽器の呼び出しは、ツールバーのライブラリから、キャンバスの空トラックをダブルクリックして、あるいはトラックパネルの楽器画像をクリックして、の3通りです。ドラッグ&ドロップでトラックに置ける作りになっています。最新のラインナップは公式のAI Instrumentsページで確認できます。

ACE Studio 2.0はオールインワンのAI音楽スタジオ
公式が掲げるのは「オールインワンのAI音楽スタジオ」。歌・楽器・映像まで1つのアプリに入っています。画像はACE Studio公式Brand Kitより。

奏法はAIが文脈で切り替える(Smart)

Smart(初期設定) メロディを解析して、その場面に合う奏法をAIが自動で選ぶ = 奏法を知らなくても、とりあえず置けば演奏になる 手動で指定したいときは、ピアノロール上のノートを選んで「Articulation」から切り替え General標準的な普通の吹き方 Legato音を切らずに滑らかに Glissando次の音へ滑らせる Pizzicato弦を指ではじく Tremolo同じ音を細かく反復 Growlざらついた唸り。ジャズ向き Scoop下から音程をしゃくり上げる Arp-fall音を駆け下りて落とす Mute音を抑えた柔らかい響き 使える奏法は楽器ごとに異なる Pizzicato・Tremoloは弦、Growl・Scoop・Arp-fallは管楽器で活きる ビートメイカー的な使い方:まずSmartで全部鳴らし、決めのフレーズだけ手動で差し替える サビ頭のサックスにScoop、キメにArp-fall — これだけで一気に「らしく」なる
2026年7月時点の公式ドキュメント記載の奏法をもとに作成した一覧図。

AI Instrumentsの初期設定はSmartで、メロディを解析してその場面に合う奏法をAIが自動で選びます。奏法の名前を知らなくても、ノートを置けば演奏として成立するのはここが理由です。

もちろん手動でも指定できます。ピアノロールでノートを選び、ツールバーの「Articulation」から切り替えるだけです。全部を作り込む必要はなく、決めのフレーズだけ触るのが現実的だと思います。

フレーズのアイデアに迷ったら、当サイトのコード進行ジェネレータでNeo-Soul系の進行を作り、その構成音に沿ってMIDIを置くのが手早い方法です。サンプリング主体で作る場合のテンポ・キー合わせにはBPM・キー検出が使えます。

ビブラートは「描く」のではなく「塗る」

ピアノロールの下に「効かせたい区間を塗る」帯がある ノートを置く(ここは普通のMIDI編集と同じ) Vibrato 塗った区間だけ効く Split-tones ざらついた倍音を足して緊張感を出す ドラッグで塗る/右ドラッグで消す。CCカーブを描く作業とは別物 ロングトーンの後半だけビブラート、といった調整が数秒で終わる
公式ドキュメントの説明をもとにした操作イメージ図(実際の画面とは異なります)。

表情づけはExpression Controlsで行います。用意されているのはVibrato(ビブラート)Split-tones(倍音を割って粗さを出す奏法)の2つで、ピアノロールの下の帯をドラッグして塗ると、その区間だけ効きます。右ドラッグで消せます。

従来型音源のようにカーブを描いて数値を追い込む操作ではないので、細かさでは劣ります。そのかわり「ロングトーンの後半だけビブラートをかける」といった調整が数秒で終わります。CCの描き込みで消耗してきた人ほど、この割り切りは効くはずです。

ACE Bridge 2でDAWとの往復が消える

あなたのDAW Cubase / Logic / Studio One 等 ACE Bridge 2(VST3/AU/AAX) MIDIトラックに挿すだけ 複数トラックに同時に立てられる ACE Studio AI楽器がここで演奏を生成 奏法・ビブラートの調整もこちら DAW側から再生位置も見える DAWで弾く → MIDIが自動で送られる 生成された音が自動でDAWへ返る 録音と再生の切替は自動 これが消える作業 オーディオ書き出し → DAWへ読み込み → 直して また書き出し…という往復 1曲で何十回とやっていた人ほど効果が大きい テンポ同期はARAプラグインで テンポ・拍子・再生停止が双方向で同期 ARA非対応のDAWは「再生時にテンポ送信」で代用 Pro ToolsのARAは現時点で動作しません(後述)
公式ドキュメント(ACE Bridge 2)の記載をもとに作成した接続イメージ図。

AI系ツールで一番だるいのは「書き出してDAWに読み込む」往復です。ACE Bridge 2(VST3 / AU / AAX対応)は、DAWのMIDIトラックに挿すとACE Studioと接続され、この往復をほぼ不要にします。

動作は自動で切り替わります。DAW側でMIDIのあるパートを再生すると録音状態になってMIDIがACE Studioへ送られ、ACE Studio側にクリップがあるパートを再生すると再生状態に切り替わって生成済みの音がDAWに戻ってきます。ボタンを押し分ける必要はありません。DAWにいながらACE Studio側のクリップと再生位置も見えます。

テンポと拍子の同期には、同梱のACE Bridge ARAプラグインを使います。ダミーのオーディオクリップにARAプラグインを掛けるという少し変わった手順が必要ですが、これで再生・停止まで双方向に同期します。ARA非対応のDAWでは「再生のたびにテンポを送る」モードで代用できます。

ドラム・ベース・コードをDAWで作り、管楽器だけACE STUDIOで鳴らしてそのままミックスへ流す。この流れが現実的になるのがBridgeの価値です。

作業時間はどう変わるか

サックスのフレーズを1本、曲に置けるまで(作業の内訳イメージ) 従来型音源 打ち込み CC・ピッチベンド・奏法切替を描き込む 書き出し ACE STUDIO 2.0 打ち込み 気になる所だけ Bridgeで直接DAWへ(書き出し不要) 0分 長い 減るのは「表現を描き込む時間」。増えるのは曲全体に使える時間 逆に、描き込む工程そのものが好きな人には従来型音源の方が向いています ※作業時間は編集部の体感にもとづくイメージで、実測値ではありません
工程の違いを表したイメージ図。実測ではなく考え方の比較です。

結局のところ、ACE STUDIO 2.0が削るのは「表現を描き込む時間」です。打ち込みそのものや、フレーズを考える時間は変わりません。

従来型のThe Trumpet 3やSWAMシリーズは「リアルな音を、自分の手でリアルに演奏させる」思想のツールで、時間はかかるかわりに細部まで自分の解釈で追い込めます。演奏表現を作り込むこと自体が好きな人には、そちらの方が確実に楽しいはずです。

一方で「管楽器はリアルにしたいが、時間は曲全体の完成度に使いたい」なら、ACE STUDIO 2.0が合います。どちらが優れているかではなく、時間をどこに使いたいかの選択です。

ビートメイカーに効くその他の機能

Stem Splitter/Vocal to MIDI

ACE StudioのStem Splitterの画面。分離モードを3種類から選べる
Stem Splitterの実画面。分離の粒度は「Basic:ボーカル+インスト」「Professional:6ステム」「Advanced:検出した全ステム」の3段階から選べます。画像はACE Studio公式Brand Kitより。

楽曲をボーカル・ドラム・ベースなどのステムに分離するStem Splitterを内蔵しています。分離の細かさは3段階から選べ、いちばん細かいAdvancedではドラム・ベース・シンセ・FX・コーラスまで分かれます。単体のステム分離サービスも増えましたが、制作ソフトの中で完結するのはサンプリング素材づくりや耳コピで地味に効きます。歌声をMIDIと歌詞に変換するVocal to MIDIは、鼻歌からメロディを起こすのに使えます。

AIボーカル・コーラス

本来の看板機能であるAIボーカルも当然使えます。ロイヤリティフリーのボイスで仮歌・コーラス・日本語/英語ボーカルまで作れるので、「インスト予定だったけど軽くコーラスを足す」が1本のソフトで完結します。詳しくはACE Studioレビュー(基本編)へ。

価格プラン(2026年7月14日時点・公式確認)

Rent-to-Own:払い続けた分が最後に「自分のもの」になる サブスクとして支払う(24か月) 永続ライセンス 追加費用なしで転換 ※2年経つ前に解約すると、この転換は成立しません Artist 通常 $20.73/月 セール時 $16.58/月 Artist Pro 通常 $27.5/月 セール時 $22/月 いずれも年払いの月換算。2026年7月14日時点の公式表示で、20%OFF適用中の価格です
価格は変動します。最新は公式の価格ページでご確認ください。
プラン通常価格(年払いの月換算)主な内容
Artist$20.73/月AIボイス160+/AI Instruments 40+、ボーカル・楽器生成は無制限、ボイスクローン枠1、Generative Kits 月約330分
Artist Pro$27.5/月Artistの内容+ボイスクローン枠拡大(歌声5・ボイスチェンジャー10)、Generative Kits 月約660分

確認時点では20%OFFキャンペーン中で、Artistが$16.58/月、Artist Proが$22/月でした(公式ページに終了日の記載なし。セール表示は変動します)。特徴的なのはRent-to-Own方式で、サブスクを2年継続すると追加費用なしで永続ライセンスに転換される点です。「サブスクは掛け捨てになるのが嫌」という人に向いた設計だと思います。買い切り一括購入の選択肢もあり、無料で使い始める導線も公式に用意されています。

※価格は2026年7月14日時点の情報です。最新の価格は公式サイトでご確認ください。

ACE STUDIO 2.0
無料で開始可。Artist $20.73/月〜(年払い月換算。2026年7月14日時点は20%OFFで$16.58〜)
ACE Studio公式サイトで無料で試す
※価格・キャンペーンは2026年7月14日時点の公式表示。最新はリンク先でご確認ください。プロモコード「BEATLAB」で初回支払いが5%OFFになります。

できないこと・注意点

良いところだけ書いても仕方がないので、確認した範囲で引っかかった点を挙げます。

注意点内容
生演奏の代わりにはならないその日の息遣いや演奏者の解釈まで含む生楽器の表現力とは別物です。フレーズによっては手直しした方が自然になる場面もあります
ビブラートの細かい調整はできないExpression Controlsは「効かせる区間を塗る」方式で、公式ドキュメントに深さや速さを数値で追い込む記載はありません
Pro ToolsのARA同期は動かない同梱のPro Tools向けARAプラグインは技術プレビュー扱いで、公式が「現時点では機能しない」と明記しています。Pro Toolsユーザーは要注意
Logic(Apple Silicon)はRosettaが必要ARAテンポ同期を使う場合、公式手順ではLogicをRosettaモードで起動する必要があります
ネット接続が前提AIレンダリングなどの中核機能はクラウドで動くため、公式は常時接続での利用を推奨しています
2年未満の解約はRent-to-Own不成立2年経過前に解約すると永続ライセンスへの転換は成立しません。ボイスクローン枠も解約でロックされます(再開で解除)
ACE Bridge 1は非対応ACE Studio 1.9.7以降、旧Bridgeはサポート終了しています。Bridge 2へ移行が必要です

こんな人におすすめ

逆に、ブレスコントローラーやMPEを駆使して演奏表現そのものを極めたい人、Pro ToolsでARA同期を前提に組みたい人は、現時点では従来型のフィジカルモデリング音源の方が向いています。

よくある質問

Q1. ACE STUDIO 2.0ではどんな楽器のAI音源が使えますか?

A. サックス、トランペット、ドゥドゥクなどの管楽器と、バイオリン・ビオラ・チェロなどの弦セクション(AI String Sections)です。2026年7月14日時点の公式プラン表では40種類以上と案内されています。

Q2. 奏法(レガートやピチカート)は自動で判断されますか?

A. 初期設定のSmartモードでは、メロディの文脈からAIが自動で選びます。手動で指定したい場合は、ピアノロールでノートを選んで「Articulation」から切り替えます。使える奏法は楽器によって異なります。

Q3. ビブラートの深さや速さは細かく調整できますか?

A. Expression Controlsは効かせる区間を塗る方式です。公式ドキュメントには深さ・速さを数値で追い込む記載がないため、CCカーブで追い込むタイプの音源とは考え方が異なります。

Q4. 使っているDAWで問題なく動きますか?

A. ACE Bridge 2はVST3 / AU / AAXに対応し、Cubase・Logic・Studio Oneなどの手順が公式に用意されています。ただしPro Tools向けのARAプラグインは技術プレビューで、公式が現時点では機能しないと明記しています。LogicをApple Siliconで使う場合、ARA同期にはRosettaモードでの起動が必要です。

Q5. 価格はいくらですか?買い切りはありますか?

A. 年払いの月換算でArtist $20.73、Artist Pro $27.5です(2026年7月14日時点は20%OFFで$16.58/$22。終了日は公式未記載)。Rent-to-Own方式で2年継続すると永続ライセンスに転換されます。一括購入の選択肢と、無料で始める導線もあります。

Q6. 生成した音は商用利用できますか?

A. プリセットのAIボイス・AI Instrumentsはロイヤリティフリーで、収益化プロジェクトに使えると公式が説明しています。ボイスクローンは元録音の権利・許諾が別途必要です。

まとめ

ACE STUDIO 2.0は、単なる「リアルな管楽器音源」ではありません。管楽器・弦・ボーカル・ステム分離・DAW連携までを1本にまとめた制作環境で、従来型音源が担ってきた「演奏を作り込む楽しさ」とは別の軸に立っています。

提示しているのは、リアルさと制作スピードの両立という選択肢です。管楽器の打ち込みに時間を溶かしてきたなら、まずは無料で触って、自分の曲のキーとテンポでどう鳴るかを確かめてみてください。基本機能のおさらいはACE Studioレビュー(基本編)、上モノ作りの下ごしらえにはコード進行ジェネレータをどうぞ。

同じACE Studio内には、曲を読み込ませるとMVまで作る機能もあります。使い方と仕上がりはMV生成機能のレビューで確認できます。
本記事はアフィリエイト広告を含みます。機能・価格は執筆時点(2026年7月14日)にacestudio.ai公式サイトで編集部が確認した情報です。キャンペーン価格は予告なく変更・終了される場合があります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。